「インフルエンサーマーケティングって、本当に地方でも効果あるの?」
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自治体の観光担当者さんから、この質問をよくいただきます。インフルエンサーに来てもらっても、一過性の話題で終わるのでは。フォロワー数が多い人に頼めば自動的に観光客が増えるわけでもなさそう。予算も限られているし、費用対効果が見えにくい。
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でも実は、正しいやり方でインフルエンサーを起用した地方自治体は、明確な数字で成果を出しています。この記事では、Instagram×インフルエンサーで地方に外国人を呼ぶための実践的なノウハウをお伝えします。
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函館市の事例:中国KOL起用で宿泊者85.3%増
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最も印象的な事例の一つが函館市です。函館市は中国のKOL(Key Opinion Leader)を起用したプロモーションを実施し、中国人宿泊者数が85.3%増加。宿泊者数ランキングでは5位から2位に躍進しました。
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この成功の鍵は、「函館の夜景」や「朝市の海鮮丼」といった、中国人旅行者に刺さるコンテンツを、中国人インフルエンサー自身の言葉と視点で発信してもらったことです。日本側が作った観光PRではなく、中国人が「同じ中国人の友達」に薦めるような自然な発信だったからこそ、信頼されたのです。
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ここに重要な原則があります。外国人旅行者は、母国語のインフルエンサーから情報を収集します。英語のコンテンツを作っても、中国人には届きにくい。韓国語のコンテンツは韓国人に、タイ語のコンテンツはタイ人に。ターゲット市場の言語で、その市場のインフルエンサーを起用することが基本です。
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Instagramリールが訪日旅行者へのリーチを変えた
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伊豆大島では、InstagramとYouTubeを活用した情報発信を行い、外国人ユーザーから多数のコメントが寄せられる状況を作り出しました。特に効果が高かったのがInstagramリールです。
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Instagramリールは、フォロワー以外にもリーチが広がるアルゴリズムを持っています。つまり、フォロワー数が少ないアカウントでも、コンテンツの質が高ければ多くの人に表示される可能性があります。地方自治体にとっては、少ない予算で大きなリーチを狙える有効なフォーマットです。
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沖縄のフサキリゾートでは、香港・台湾向けにインフルエンサー体験ツアーを実施しました。インフルエンサーに実際にリゾートで宿泊してもらい、その体験をリアルタイムでInstagramのストーリーズやリールで発信。現地の空気感や食事の様子が伝わる臨場感のあるコンテンツが、ターゲット市場で大きな反響を生みました。
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失敗しないインフルエンサー選定の3つの基準
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インフルエンサーマーケティングで自治体がよくやる失敗は、「フォロワー数だけ」で選んでしまうことです。フォロワー100万人のインフルエンサーより、フォロワー5万人でも旅行に特化したインフルエンサーのほうが、実際の訪問につながるケースは多いのです。
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選定の基準は3つあります。第一に、ターゲット市場の言語でコンテンツを発信していること。第二に、旅行・グルメ・文化体験など、観光と親和性の高いジャンルであること。第三に、エンゲージメント率(いいね・コメント率)がフォロワー数に対して健全であること。フォロワーを購入しているアカウントは、いくら数字が大きくても効果は出ません。
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明日から始める3ステップ
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まずやるべきことはシンプルです。
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ステップ1:ターゲット市場を決める。「全世界」ではなく、「台湾」「香港」「オーストラリア」のように具体的に。自地域に来ている外国人の国籍データを確認しましょう。
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ステップ2:Instagramでその市場の旅行系インフルエンサーをリサーチする。ハッシュタグ検索で「#JapanTravel」「#日本旅行」などを調べ、地方を紹介しているクリエイターをリストアップしてみてください。
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ステップ3:小さく始める。いきなり大型キャンペーンを組む必要はありません。まずは1人のインフルエンサーに1泊2日で来てもらう。その結果を見てから次の判断をすればいいのです。
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完璧なキャンペーン設計を待っていたら、いつまでも始められません。まずは1人のインフルエンサーとの小さな取り組みから、一歩を踏み出してみてください。
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YS Media Agencyは、複数の海外市場に対応したインフルエンサーキャンペーンの企画・運用を手がけています。


